ひとまずキャンプ®︎

見切り発車で始めたこのブログ。キャンプのレポやコラムを書いていきます。

キャンプで熊に会ったら?生存率で見る万が一の対処法

万が一って、0.01%のことですか?

 

その為に対策するなんて、ビビり過ぎですか?

 

答えは「NO」です。

 

なんの対策もしていない人と、しっかり対策をしている人では生存の確率も変わってきます。

 

 

今回はリクエストがあったクマのお話。

 

 

熊にと対峙して生き延びる手順

クマのイメージ

クマといえば、可愛いマスコットとして親しまれてますよね!

 

・ディズニーの黄色いやつ

・熊本の黒いやつ

・LINEの茶色いやつ

・髙安

 

などなど。

 

 

 まずクマに対してのイメージを改めるところから始めましょう。

 

本当のクマはこう

 

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…ヤバくないですか?:(;゙゚'ω゚'):

 

こんなのに出くわしたら、基本的には絶体絶命です。

 

絶対に絶命です。

 

では、順を追って対処法を紹介します。

 

クマの分布

日本にはヒグマツキノワグマの二種類のクマが存在します。

ヒグマは北海道のみ。

ツキノワグマは本州と四国に分布。

 

人里離れた山地や森林に生息してます。

キャンプや登山をする方は、言わばクマのホームにお邪魔することになります。

 

出くわさない

 

大事なのは、クマに

 

「出くわさないこと」です。

 

当たり前ですが、会わなければ危険はありません。それが一番生存率が高いです。

そこで、会わないための工夫が必要となります。

 

それは「音」です。

 

クマは警戒心の強い動物です。

人の気配のするところには基本、近付きません。

 

その存在を知らせる為に、熊よけの鈴を付けたりします。

 

 

モンベル トレッキングベル

 

 

これだけで出くわす確率が減ります。

生存率が上がります。

 

 

出くわしてしまったら

 

次に、

 

「もしもバッタリ出くわしてしまったら」

 

のパターンです。

 

 

 

先述の通り、警戒心の強い動物なので、そうそう無いことですが、不意に出くわすと、人間もクマも

 

「えッ!?Σ(゚д゚lll)」

 

ってなります。

 

ここで大事なのは、クマをパニックにさせない事です。

驚いた拍子に攻撃をしかけてくる事があるので、まずは目を合わせてジッと待ちましょう。

 

 

クマの性質として、人間を襲うのには3つの理由があるとされています。

 

 

①捕食目的

②苛立ちやストレスによるもの

③排除の為の防衛

 

 

①は最悪のケースです。クマは一度自分のものと決めた場合、その執着心はかなりのものだそうです。

 

②はうまくすればやり過ごせます。

 

③は、クマの臨界というものがあります。単独で12m、子連れで20mの半径に足を踏み入れた場合に、危険と察知して排除しようとします。

 

 

話を戻します。

 

バッタリ出くわし、目を合わせてジッと待つ。

この次に取る行動で、大分生存率が変わります。

 

一番やってはいけないのは、

 

「踵を返して一目散に逃げる」

 

です。

 

クマは最大で時速60kmで走るといいます。

100m約6秒で走る速さです。

もし、それよりも速く走れるようでしたら大丈夫です。

 

「死んだふり(°_°)」

 

もアウトです。

クマは屍肉も食べます。

 

 

実際には、目を合わせたまま、後退りします。

それでクマが追ってこないようであれば、臨界を越えるまでそのまま後退りで離脱しましょう。

 

後退りしても、クマが追ってきた場合。

こちらに興味を持ってしまってます。

怖いと思いますが、有力な手段としては

 

「声」を出すこと。

 

急に大声はクマが驚いてしまうので、ff(フォルテッシモ)でお願いします。だんだん強くですね。

 

もちろん言葉は通じないので、内容は何でもいいです。声を音として使います。

 

「どうも。おじゃましてまーす」

 

ぐらいから始めて、それでも歩みを止めないようなら

 

「いい加減にしろ!!」

「ダメだこりゃ!!!」

「俺はマズイぞ!!!」

 

など、語調を強めていきます。

 

 

それでも歩みを止めない場合。

かなり執着してます。

生存率が下がってきてます。

 

この時点での効果的な選択肢は、

 

「荷物を投げる」こと。

 

クマにぶつけるのではなく、クマの気を逸らします。

荷物に興味を持って立ち止まるようなら、後退りのまま、その場を離れましょう。

 

 

 

それでも、歩みを止めない場合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その状況下での一番生存率の高い選択肢は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦う」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまできたら、戦う事が一番助かる可能性があります。

 

 武器になるものがあれば拾ってください。

 

クマの急所は「鼻」です。

 

長い棒は武器になります。

 

クマが立ち上がったら、胸を突きます。

 

 

「イケる!」

「倒せるかも!」

 

 

などと調子に乗ってはいけません。

 

 

 

逃げる為に戦うのです。

 

 

 

 

まとめ

クマの習性を理解して、どうすれば生き延びられるかを考えておきましょう。

子グマはきっと物凄く可愛いと思います。危険も少ないく見えるので、近づいて触りたくなる気持ちもわかります。

しかし、子グマのいるところ、必ず親グマがいます。

子供を守るために、人間という危険を排除しようと駆け寄ってきます!

クマを見かけたら、それが子供であっても逃げて下さい。

 

 

クマに対する知識を備えて、楽しいキャンプライフをお過ごしください(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)