ひとまずキャンプ®︎

見切り発車で始めたこのブログ。キャンプのレポやコラムを書いていきます。

謝罪の違いに見るキャンプのトラブル解決法

キャンプ場に限らず、あらゆる場面でトラブルやクレームにつながるケースも少なくありません。

トラブルを起こさないことは勿論大事ですが、起きてしまったときにどう対処するかで人間性の真価が問われます。

 

例を挙げながら、結論を導き出します。

 

トラブル対処の流れ

 

1.トラブルを起こさない為に

 

対処の方法を書く前に、まずは考えてもらいたいのは「トラブルを起こさない」という事です。

とはいっても、人の価値観は千差万別。

法に触れなければそれでいいのか?

 

それは違います。

 

キャンプ場にはキャンプ場のルールマナーがあります。

多くの人が快適に過ごす為、キャンプ場を存続させる為に、守るべきものがあります。

 

ここに詳しく書いてありますので、是非ご覧ください。

 

2.トラブルになる案件

 

ツイッターでアンケートを取ったところ、このような結果になりました。

 

2-1.騒音

トラブルの元となる原因の第1位は「騒音」でした!

 

この「騒音」の定義はかなり微妙です。

 

自分にとっては心地よい音でも、相手にとって不快であれば、それは「騒音」に違いありません。

赤ちゃんの泣き声や、保育園から聞こえてくる声を「騒音」として訴える人が出るご時世です。

 

キャンプ場で言う「騒音」とは。

 

2-1-1.音楽

「音」と聞いて思い浮かぶのが、音楽ではないでしょうか?

 

「大音量での音楽は禁止」

 

というキャンプ場は沢山あります。

 

「音楽のどこがいけないんだ!?」

 

と思う方もいると思いますが、ルールが出来た背景を忖度すると、おそらくそこにはトラブルが絶えなかったのではないかと推察されます。

「音楽」自体を否定するのではありません。

音楽にも人それぞれ「好み」があります。

「大音量」も人によって定義が違います。

 

  • デスメタル
  • アニソン
  • ノイズコア
  • アイドル系J-POP
  • 演歌
  • 軍歌
  • テクノ

 

挙げ列ねれば切りがありませんが、自分の「好み」ではない音楽が聞こえてきて不快に思う人がいるということは認識しておいたほうが良さそうです。

 

2-1-2.機械音

キャンプ場のルールでよくあるのが「発電機禁止」「アイドリング禁止」です。

ガソリンを燃料とする発電機や車のエンジンは、排気ガスの問題もありますが、やはり「音」がうるさいですね。

投光器やチェーソーもナシです。持ってくる人いないと思いますけど。

 

2-1-3.声

特に夜に言える事ですが、「笑い声」「話し声」は響きます。

かくいうたかはしも、経験があります。

グルキャンで夜ついつい盛り上がってしまい、お隣さんから、もう少し静かにして欲しいと要望がありました。

つい楽しくて声のボリュームが上がってしまったのかもしれません。

こちらはそんなつもりなくても、周りに響いてる可能性があります。

夜の談笑は控えめにしましょう。

 

3.番外編

 

他にも様々ケースでトラブルの元となったものを、レアケースかもしれませんが紹介します。

 

3-1.サイトへの立ち入り

トラブルの元として次に多かったのが、「サイトへの立ち入り」でした。

人間は「パーソナルスペース」という目に見えない境界線をもっております。

他人に近付かれると不快に思う空間の事をパーソナルスペース(またはエリア)といいます。

これは、間柄や関係性によって広くもなり狭くもなります。

 

キャンプ場はフリーサイトであっても、テントやタープが張ってあるところ(ペグまでの位置)は、言わばパーソナルスペースにあたります。

その境界線を越えて、敷地内に入り込むこと自体、トラブルの元です。

その上、ペグやガイロープにつまづいて転倒する危険性もあります。

 

3-2.放任主義

家族でキャンプに来て、子供やペットを放置する方もいるようです。

先程のサイトへの立ち入りとも共通しますが、子供やペット(犬)は、なんの悪気もなく駆け込んできたりします。

 

「危ないよ〜」

 

と声かけもしますが、本人たちは夢中で聞いてないこともしばしば。

 

ペットに関してはマーキングされたという意見もありました。

 

放任も過ぎれば虐待です。

 

しっかり保護者としての責任の範囲内で行えるといいでしょう。

 

4.トラブルになるケース

 

アンケートや様々な方に聞いてみてわかった事がありました。

それは、不快に思っても基本的には「声をかけない」という事です。

もちろん、自分の主張だけしてしまえばキリがないと思いますが、それよりも「敢えてトラブルになる行動はしない」と感じました。

声をかける事で、逆に相手にも不快感が生じ、ぶつかる事もあると思います。

 

その上で、「声をかける」というのはよっぽど堪え兼ねてのことなのだろうと思います。

 

5.対処の方法

 

声をかけられた場合は、丁重にお詫びをするのが一番かと思います。

この「お詫び」について、少し例に挙げて的確な方法をチョイスしていきたいと思います。

 

ここ最近、世間を賑わしている日大アメフト部ですが、宮川選手の記者会見は如何でしたか?

もちろん弁護士のプロデュースもあったと思いますが、潔くて、寧ろ好感が持てたのではないかと思います。

 

結論から言うと、この宮川選手の方法が一番です。

 

逆に悪い例を挙げると、元TOKIOの山口達也さん。

あの会見に弁護士のプロデュースがあったかはわかりませんが、きっと多くの人が違和感を覚えた言葉がありました。

それは、

 

 

「もし、またTOKIOでやっていけたら」

 

 

です。

この発言だけはあり得ないと思いました。

反省という次元を遥かに超え、保身の姿がありありと浮かび上がりました。

まだ何も禊もしていない中で、そのような発言はNGです。

 

立場は違いますが、どこかの議員が不祥事を起こし、議員辞職になろうという時に、

 

「もし、また議員としてやっていけたら」

 

なんて言えるわけないです。

 

同じ芸能人でも、不倫や薬物によって会見を開くシーンで、そのような発言は聞いた事がありません。

 

その点、宮川選手は選手としては活動しないと言い切りました。

それについて、世論は、

 

「彼には未来がある。どうにかならないものか」

 

という気持ちになりました。

 

謝罪の仕方1つで、大きく変わります。

 

人間誰しも間違いを起こすことはある。

大切なのは、間違いを起こさない事ではなく、間違いを起こした時に、どう振る舞い、何を発言するかだと思います。

 

キャンプ場に限らず、トラブルに巻き込まれた時は、ゴール(決着点)を決めて、ルールやマナーに法って、冷静に謝るべきことは潔く認め、相手を尊重しましょう。

その神対応によって、逆に信頼を得ることだってあるのです。

 

6.まとめ

如何でしたでしょうか?

快適なキャンプをする為には、他人への配慮は不可欠です。

 

トラブルは、起こしたくて起こすものではありません。

認識不足や、ついうっかりなんて事がほとんどです。

 

感情的にならずに、冷静に話し合えば分かり合えるはずです。

 

どうしても折り合いが付かなければ、理論で論破するのではなく、第三者に入ってもらう事が大事です。

 

謝罪は宮川スタイルで!!

 

それでは皆さん、楽しいキャンプライフをお過ごし下さい!