ランタンってどれがいいの?ホワイトガソリンとかガスとかLEDとか
これからキャンプを始めるにあたって道具を揃える時に、テントやシュラフは欠かせないものなので、下調べに余念がないかと思います。
一方、必要不可欠にもかかわらず、ついつい忘れがちなのが「ランタン」です。
ランタンの役割と、種類や特性について紹介します。
ランタンを知る
1.ランタンの役割
ランタンは照明です。
当たり前のことですが、夜は暗いんです。
それもキャンプ場となると尚更です。
「いや、俺、夜目が効くから、大丈夫!!」
なんて思ってる人がいたら、こう諭してあげましょう。
「貴様が思ってるほど生温くない。今から行くのは漆黒の闇だ。煉獄の炎に焼き尽くされるがいい!!!フハハハハハハーッ!!!」
トイレに行くにもフラッシュライト(懐中電灯)が無いと危険です。
闇は怖いです。
しかし、我々には闇に打ち勝つ手段がある!
それは「ランタン」である!!
さぁ、今すぐランタンを手に入れるのだ!!
2.ランタンの種類
ひとことでランタンといっても形状も種類も豊富で、ある意味、提灯もランタンの一種なのではないかと思います。
行き着く先は、ねぶたもランタンになりますかね。
キリがないので、キャンプシーンに登場する代表的なランタンを紹介します。
2-1.ガソリンランタン
王道のガソリンランタンです。
揮発性の高いホワイトガソリンを燃料として使います。
石油を加工(分離)させ、重油・軽油・灯油・ガソリンに分け、レギュラーはオレンジ系のピンク、ハイオクは紫系のピンク、ホワイトガソリンは無色透明です。
その色分けの区別で、ホワイトガソリンと呼びます。
単価は高いですが、その代わり、満足のいくパフォーマンスを見せてくれます。
明るさは群を抜いて1番です。
使い方は、ポンプノブを外し、ひたすらポンピングします。ポンピング疲れしますがそれでもポンピングします。ポンピングの向こう側を目指すのです!!!(ポンピングばっかうるさいw)
固くなったらノブを閉めて着火です。
2-2.ガスランタン
ガスランタンも申し分ない光量です。
ガスランタンの良さは何しろ扱いやすい!!
ガス缶を装着して着火するだけでOKストアです!(オーケー牧場に代わる次のギャグ)
ガス缶も、CB缶のタイプとOD缶のタイプとアダプターを付ければ両方イケるタイプがあります。
中身は基本的に同じです。
詳しい専門用語は避けますが、ガスは基本的に寒さに弱いです。
それを克服するパワーガスという商品もありますので、季節に合わせて使い分けるといいでしょう。
2-3.LEDランタン
今や主流のランタンと言っても過言ではないLEDランタンです。
コスパいいし、光量十分だし、火傷しないし…(ねぇ ら〜ら〜らら〜ら〜)
操作は至って簡単。スイッチをONにすれば点きます。燃料は電池。LEDは殆ど紫外線を出していないので、虫には見えない光なんだそうです。従って、虫も寄ってこない。熱を出さないからテントの中にも持ち込めます。
まさにパーフェクトランタンです!
デメリットがあるとすれば「ムード」ですね。
つまりキャンプ感というか、雰囲気が納得できない可能性があります笑
2-4.番外編
代表的なのは「ガソリン・ガス・LED」ですが、その他にも沢山あります。
- キャンドルランタン
- ケロシンランタン
- オイルランタン
- ねぶた
2-4-1.キャンドルランタン
名前の通りロウソクのランタンです。
「けっ、ロウソクなんて」
と思う方もいるかもしれませんが、ロウソクの光もアナドレンDXです。栄養ドリンクみたいに言いましたが、侮れません。
確かに光量は最も小さいですが、「1/fゆらぎ」や「マイナスイオン」といった癒し効果があります。
またキャンドルに近いのが、ガス缶に直接ホヤ(グローブ)を取り付ける、ルミエール(コールマン)やノクターン(スノーピーク)というのもあり、大変人気です。
2-4-2.ケロシンランタン
ケロシンとは「灯油」の事です。
ストーブなどで親しみのある灯油が、燃料として優秀な事は周知の事実ですが、光量はという疑問があります。
使い方はガソリンランタンとほぼ同じです。
ただ、ケロシンはガソリンに比べて揮発性が低いため、加圧式のケロシンランタンはプレヒートという一手間があります。
ドラッグストアに売ってる消毒用のアルコールが別途必要になります。
プレヒートカップにアルコールを入れて火を点けます。
プレヒートであらかじめ温めることで、灯油が燃えるようになる仕組みです。
光量はガソリンよりやや劣る程度で、全く問題ありません。
ペトロマックスのHK500という超カッコいいケロシンランタンに関しては別格です。
物凄く明るいです。400W並みとの噂です。
ケロシンランタンには加圧式ともう一つ、フュアーハンド式があります。
風に強い形状から「嵐でも消えないランタン」として、ハリケーンランタンの名で親しまれてます。
使い方は、タンクに給油して、芯に火をつけるという単純なものです。
灯油の匂いが苦手という方は、燃料をオイルに代えて使用することも可能です。
これをオイルランタン(オイルランプ)と言います。
上に五徳を付けてこんな事もできる様です。
2-4-3.蛍光灯ランタン
[画像敢えて無し]
LEDが普及する前は、蛍光灯ランタンが名を馳せていましたが、今はもう過去の話。
3.まとめ
ひとことで「ランタン」と言っても、種類は様々です。
どうやって選んだらいいか迷うところだと思います。
好みにもよるかと思いますが、考え方としては、「燃料を統一させる」というのがセオリーです。
ツーバーナーがガスならガスランタン。
ガソリンならガソリンランタン。
これが一番わかりやすかったんですが、今やツーバーナーもガスが主流となってきてるので、光量の大きい
「ガス」「ガソリン」「ケロシン」
このあたりをメインにするといいかもしれません。
メインはサイト全体を照らす街灯の役割だと考えて、少し離れた所に置き、光量が大きい分、「虫寄せ」としての役割も果たします。
テーブルランタンには、キャンドルまたはルミエールやノクターン。
テントの中にはLED。
オオカミには松明。
と、場所によって使い分けるのもオススメです。
如何でしたでしょうか。
結局なにがいいの?と聞かれたらこう答えます。
ねぶた
ありがとうございました。