ひとまずキャンプ®︎

見切り発車で始めたこのブログ。キャンプのレポやコラムを書いていきます。

キャンプに行きたくなったらシミュレーション

「日本人は働き過ぎ」

 

とは、何を根拠として言うのか。

単に、仕事に割く時間が長いという意味合いならば、実はアメリカの方が長い。

きっとこれは、賃金を稼ぐという概念に基づいた組織優先の社会構造に原因があるように思う。

 

そんな話はいいとして、キャンプに行きたくても中々行けない時ってどうしてますか?

 

無理やりにも予定をこじ開けて行くのもいいと思いますが、ここではシミュレーションに効果があるという事を確認したいと思います。

シミュレーションとは、具体的に想像することだと思うので、キャンプに行くときの一連のパターンを想像してみます。

 

場所

まずはキャンプ場の場所を決めますよね?

川がある所がいいかな〜。湖畔もいいな〜。高原はこの時期寒そうだけど、景色は抜群だろうな〜。やっぱ森かな〜?でも日陰は寒そうだなぁ〜。

 

どれ、ググってみるか。

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あー、もうこれだけでかなり満足感が得られますね。

 

食事

キャンプ場に着いたら簡単に食べられるものを用意して、まずはビールだな〜。

肉を焼くだけでもいいし、煮込み料理もいいなぁ〜、この時期はまだ肌寒いから体が温まるものがいいかなー?

朝はカップヌードルかなぁ〜。

 

どれどれ、庭に出て気温を確かめつつ、チェアを出して外で食べてみるか。

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もう、ほぼキャンプですね。

テンション上がってきた。

 

買い物

キャンプに行く前の買い出しも個人的には、楽しみのひとつです。

どこにしようかな〜。

オーケーかなー。aveかなー。ロピアかなー。

全部買い過ぎちゃう系のスーパーだなー。

もう、絶対余計なもの買っちゃいますねー。

むしろ余計なものを求めちゃう感じですねー。

 

「余計なものないかな〜」

 

とか言い出す始末。

あー、衝動買いしたい!!

 

当日

無駄に早く起きる計画を立てておきながら、寝坊するというリアルなシミュレーションで当日の朝を迎える。

前日までに準備は終わってたと思いきや、何故か当日の朝はバタつく。

食材をクーラーボックスに詰めて、

「そういえばコレも」

と気付いたものを積んで出発。

 

グーグルマップで混雑状況を確認して、あらかじめ考えていたルートをナビに設定。

走り始めてから最初のコンビニで軽食を買って、車の中で食べながら向かう。

 

高速に乗る瞬間のワクワク感は子供の頃から変わることなく、今でもその感覚を味わう。

 

「よし、いくぜ!」

 

とか言ってると思う。無意識に。

 

しばらくすると渋滞。

分岐もない、事故もない、謎の自然渋滞。

速度と共に落ちる子供達のテンション。

残念がる声が聞こえたと思えば、すぐに気持ちを切り替えた子供達としりとりが始まる。

そしてこれもまたすぐに下の子が負けて終了。

不貞腐れる弟。解消する渋滞。

スピードを上げ、目的地に急ぐ。

 

トイレ休憩。

 

サービスエリアで田舎の空気に触れて「遠出感」に浸る。

せっかくだから、美味しそうなものはないかと見回して、結局何も買わずに車に乗る。いつものパターン。

 

そこから約1時間ほどして高速の出口。

速いスピードに慣れた目と感覚を徐々に戻しながら料金所を越える。

いよいよキャンプ場が近付いてきた。

下道に降りると必ず窓を開ける。

 

「あー、自然の匂い!!」

 

と思ったのも束の間、寒さに閉口して即座に窓を閉める。

田舎の澄み切った空気の鋭さを、決して舐めてはいけない。と自らに言い聞かせた。

 

ナビの表示が「残り5.0km」になったあたりから、子供達がカウントダウンを始める。

4.9キロ、4.8キロ、4.7キロ…

減っていく距離に比例して高まるボルテージ。

 

到着。

 

管理棟で説明を受けて、サイトで設営。

今日はどんな感じにしようかな?

いつも色々考えて、いつも通りのレイアウト。

そしてシミュレーション通りに簡単に出来る食べ物とビール。

ビールを片手に子供とキャンプ場をひと回りして、色々なサイトを眺めて癒される。ついでにゴミ拾い。

 

自分のサイトに帰ると早速アレの準備。

そう、焚き火です。

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焚き火は72時間ぶっ通しで出来るんじゃないですかね?それぐらいの魔力があります。

ある程度火が育ってきたら、焚き火調理開始。

スキレットだのダッチオーブンだのマシュマロだの。思い思いに楽しむ。

 

陽が暮れる前にランタンをポンピングして、スタンドに掛けておく。

 

薄暗くなって、明かりを灯して食事を楽しむ。

焚き火で思う存分に微睡んだら、溶けるようにシュラフに沈む。

 

朝。

 

気怠さと爽やかさが混ざるキャンプ場の朝。

焚き火のキナ臭さで深呼吸。

肺に満たされる満足感。

コーヒーを淹れて、三文の得による優越感。

 

撤収

立つ鳥跡を濁さず。

来た時よりも綺麗に。

物事は引き際が肝心。

終わり良ければ全て良し。

 

色んな言葉から示されるように、撤収が大事。

もちろん大変な事だし、面倒も多いけど、これをなるべくスマートに終わらせる。

なんとなく4工程ぐらいに頭の中で段取りを組んで、休憩を入れながら、いつのまにか撤収してるという神業を見せる。

 

管理棟で精算を済ませて帰途につく。

 

早めの撤収に渋滞にも巻き込まれず、勝利を噛みしめる。

 

帰宅

家に着いたら、どんなにめんどくさくても、道具はすぐに片付ける。

何故なら、自分で自分を褒められるから!笑

よくやった!普通なら明日にするよ!偉すぎる!って自分を大絶賛します。

自分に褒められて承認欲求を満たすセルフィーな男。

 

そして、その日の夕食は近所のかつやでテイクアウトが定番のコース。

明るいうちからお風呂に入って、昼寝を貪る。

 

「家(いえ)最高ぉー!!」

 

の瞬間。

結局のところ、家が一番落ち着くし、居心地がいいし、楽!!

キャンプに行って楽しく、帰ってきて楽しい。

夕食までに時間もあるし、アイスでも食べようかな。

 

終わり

というシミュレーションです。

ここまで細かいシミュレーションをすると、疲労感までちゃんと感じることができます笑

模擬訓練と言われるシミュレーションに高い効果があることは、あらゆる面で皆さんも感じてると思う。

それをキャンプに応用するだけで、

「キャンプに行きた過ぎてポチる病」

の症状を和らげることも可能になります。

 

もう、VR(バーチャルリアリティ)でもかなりの満足が得られそうな気がしてきた笑

 

ということで、これを書きながらバーチャルの世界でキャンプに行った気持ちになって、脳が満足してます。

皆さんそれぞれのオリジナリティ溢れるシミュレーションを是非お楽しみくださいませ。

 

お楽しみくださいませ!!