ウェルキャンプ西丹沢行ってきた
空前のキャンプブームで、GW戦線は地獄絵図。
大好きな道志の森はフリーサイトであるからこそ敬遠。(以前のGWは信じられないような光景だった)
我が家から比較的近い西丹沢は、少し高価格の印象と、悼ましい事故の記憶が残っていて、いつも選択肢から外れていた。
今回は、色んな条件が重なって、ウェルキャンプ西丹沢に決まった。
イメージを良い意味で裏切って欲しいという淡い期待を胸に抱いて。
ウェルキャンプ西丹沢行ってきた
場所の説明は
ナビで設定すれば間違いなく到着します。
地図要らないですね!伊能忠敬さんごめんなさい!
東名高速の大井松田インターから246で山北町方面に登って行って、県道76号線で丹沢湖方面に行くだけです!超簡単です!二回ぐらいしか曲がりません。確か。多分。
キャンプ場に近付くにつれて、道が極端に細いところが何箇所かありました。
完全に片側交互通行になるので、細道の出口付近に目を凝らし、対向車がいない事を確認してから進まなければなりません。
令和の時代にこんな道路があるのかと不思議に思うくらいの細い道。
もし、細道の途中で対向車と鉢合わせになったら、どちらかがバックしなければなりません。
「山道は登り優先だぜ!!オラオラァ!下ってくる車はバックして道を開けやがれ!!」
なんて人、たまに見かけます。
道交法原理主義者か何かですか?
ルールを知り、自らはそれに則っているという自負が傲慢を生むことがある。
そんな人に出くわしたら運が悪かったと諦めて、道を開けましょう。
「退かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!」
などと張り合っても仕方ありません。
ちゃんとした大人は、言うまでもなく、譲り合う事が大事です。
受付は長蛇の列
私が行った5/4は管理棟周辺の駐車場は超満車です。満車を超えてました。すし詰め状態です。
そんな状況で受付の混み具合は推して知るべしです。うんざりするような長蛇の列。
早くも漂う地獄感。
しかし、神スタッフが表に神テーブルを出して受付を神増設して神対応してたので、回転は神よかった。
鬼混雑すると、鬼早く回す事だけを考えてしまって、つい言葉遣いが鬼乱暴になったり、説明が鬼雑だったりしがちですが、さすがのウェルキャンプ鬼丹沢、全くそんなことはなく、慣れてる感じで素晴らしかったです。慣れてる感じで素晴らしかったです。(大事なことなので二回言いました)
公式サイトには、チェックインが11:00〜となってますが、実際には9:00に受け付け可能で、サイトが空いてさえすれば、チェックイン出来るそうです。
広い宇宙の数あるひとつ
30万坪という広大な敷地には、バンガローやテントサイトが点在し、ゾーンで分けられています。
私が泊まったのはDゾーンです。Dは何かの頭文字かな?意味深。
ちなみに、古い看板にあった地図にはアドベンチャーゾーンの表記が残ってました。
事故を知らない方はコチラをどうぞ。
管理棟の目の前の坂を下りたところがDゾーン。
この急坂を何度も往復する事になるとは、この時はまだ知る由もない。
サイトの広さはいい感じ
何平方メートルかわかりませんが、結構広い感じがしました。
長方形のサイトをわがままに斜め使いです。
後ろのガードレール見えますか?見えますよね?
そうです。道路です。見ないようにしましたけど、つい目に入っちゃいます。
ほとんど車は通らないんですが、人がよく歩きます。
登山道の入り口なんですかね?
時折、
「チリーン…チリーン…」
と不気味な音がこだまする。
あたかも、おふうが死人の耳を削いで桶に集めているシーンを思い出させるような怪音。
恐る恐る目を向けると、その音の正体は、熊よけの鈴でした。
そしてその登山客は、必ずジロジロと上から見下ろしてこう言います。
「わぁ〜、美味しそう!!」
やめてください。
人の食卓を覗いて、憚ることなく声を上げるのやめてください。恥ずかしくてたまりません笑
ここは、ゾーンやサイトの場所によってロケーションはもちろん、当たり外れがありそうです。
標高と呼べるような代物
結構登った印象があったし、耳が例のやつになったし、地図で見ても奥の方で、秘境感があるので1000m超えかと思いきや、実際には600m。
意外に低い。でもこの日は寒かった。
予報には無かったのに、まさかの雨。しかも雷付きの大盤振る舞い。
温度計がなかったので正確にはわかりませんでしたが、息も白くなったので、10℃前後だったのではないかと思います。そうです、根拠は息が白くなったかどうかです。
ストーブを持って行って正解でした。
「山の天気は変わりやすいっていうからなぁ〜」
なんて知った風な口を利いていたら、全然雨でした。夜通し雨でした。
焚き火の火もウズウズしてます。
川の水がやばい
名前も知らない川ですが、透明度がヤバかった。浅くて流れがあるのもあると思いますが、苔も水草もなく、石の上を水が滑っていくような印象。
夏になれば子供と川遊びするには最高だと思う。
とにかく綺麗!!
魚とか蟹とかいないか石をひっくり返したりして探したら、変なエビもどきの虫と、ツチガエルかな?気持ちよくないカエルがいました。
汚くない川の流れです。
本当に汚くなかったです!
全く絶望しませんでした!!
ストレスが溜まりません。
見てるだけでも、音を聞くだけでも、ストレスが溜まらない効果があります!
絶対不味くないです。
ただ、季節がまだ遅くなかったので、水温がぬるくなかったです。
綺麗な川の流れです。
本当に綺麗です!
最高の気分でした!!
癒されます。
見てるだけでも、音を聞くだけでも、癒し効果があります!
絶対美味しいです。
ただ、季節がまだ早かったので、水温が冷たかったです。
最後の書き殴り
我が家にはツーバーナーというものはありません。大抵焚き火です。安定した火力が欲しい時や、朝起きてすぐにお湯を沸かす時はカセットコンロを使います。
それ以外の、焼き・炒め・煮込みなどは焚き火の火で調理します。
なので我が家の燃料は薪と言ってもいいぐらいです。
外でならなに食べても美味しい現象ありますよね?あ、外食じゃないですよ?野外です。
これは転地効果という作用が医学的に認められているそうです。
普段と違う環境に身を置くことで、五感が研ぎ澄まされるようです。
ま、そんな知識を知ろうが知るまいが、外で食べるご飯は美味しいということを、実感として経験してます。
だから食べかけてから写真を撮ることになってしまいます。
ここぞとばかりに良い肉食べる。
今回は鉄板は持って行かず、ペトロマックスの鉄フライパンで丁寧に焼きました。(焼いてもらいました)
ちなみに今回、隣のサイトは男6人のグループ。
レンタルのタープとレンタルのテント(4〜5人用)。
黄色いプラペグ&プラハンマー。
嫌な予感…。
村の鍛冶屋のステンレスダッチオーブン。
この写真使って良いですよ〜
なんならCMオファーも待ってますよ〜
隣のグループは大騒ぎするタイプじゃないものの、談笑しながら楽しんでるみたい。
少し安心…。
コールマンのケロシンランタン。
マントル破れたけど、予備がなかったので構わず点火。
夜も更けて、テントに入り就寝。
隣の談笑は止まない。なかなか止まない。
24:00…まだまだ止まない。
声のボリュームを下げてもらいたく、テントを出て隣にいくと、なんと、男6人はテントの中で談笑してるではないか。。。
これでは声かけられないか。。
まぁ、彼等も楽しんでるんだろうから仕方ないか。。
翌朝、バゲットのフレンチトースト。
フランスパンでフレンチトーストだから、完全にフランス人ですよね。
晴天なり。
トイレや炊事場は管理棟まで行かないとないので、サイトからは約300m。あと心臓破りの坂。
80m1分が不動産での計算らしいので、100mだと1分15秒。300mだと3分45秒。
子供の場合、間に合わない可能性がありますので、早めに手を打ちましょう。
揚げシウマイにマキシマム。
宇宙最強の食べ物です。
この日はフェスでもやってるかのような大音量の音楽が聞こえてくる。
嘘だろ…。
レゲエのような曲。
2時間ぐらいぶっ通しで流れ続けてきたので、見に行ってみた。
するとそこには、外国人5〜6人のグループが車のスピーカーから音を出して踊ってた。。
嘘だ…。
ツイッターでウェルキャンプ西丹沢の評判を聞いた時、
「夜はクスリやってるのか?逝っちゃった人が太鼓叩いてた。」
との言葉を思い出した。
うるさすぎるので、少しボリュームを下げてもらうように丁重にお願いした。
すると、
「オオ!!コッチオイデー!!イッショニオドロウ!!カモン、カモン!」
いや違う。
う・る・さ・い・よ
としっかり伝えたら、やっとわかってもらえた。
ジャンベぐらいだったらよかったけど、あの大黒パーキングを思わせる大音量はキツかった。
結露や雨で乾燥撤収はできなかったので、家で乾かすことになったけど、今回のキャンプの満足度は高かった。
一泊家族で7,000円。
高いか安いかは趣味や価値観によって変わるだろう。
道を挟んで向かいのサイトの家族は、車でスマホの充電をしてるらしく、長いことアイドリング。
朝5時ぐらいからは、撤収やらトイレやらで車の往来が激しい。
個人的にはもう少し静かなところが好きかな?