ブルジョワキャンプのデフォルト化とキャンプ界のUNIQLO化
蟻の統率力ってすごくないですか?
皆さんご存知かもしれませんが、蟻は翅(はね)を失った蜂なんです。
歩行という手段を選び、生存効率のいい生態系へと進化した昆虫です。
蟻の社会性についてはよく知られている通り、女王蟻や働き蟻のように役割があり、その役割を果たす事で生存効率が上がる。
中には農業や牧畜を行う蟻や奴隷を扱う蟻までいます。
そんな働き者の蟻の中にも2割はサボってる蟻がいるんです。
その2割のサボリ蟻を排除しても、残った蟻の中から2割のサボリ蟻が出現します。
補填要員みたいです。
この法則、諸説ありますが、人間も同じなんですって。
パレートの法則とか2-6-2(にーろくに)の法則とか言われてます。
サボってるように見えて、機が熟すのを待っているのです。
ブルジョワとか
さて、今回はキャンプを身近に感じてもらう為に、個人的な意見満載でお送り致します。
1.ブルジョワ
少し前には人気絶頂だったグランピングに見られるように、凄いゴージャスなキャンプのイメージが強く印象に残ってる方も少なくないはず。
今の日本で考えると、グランピングは個人でやるもんじゃないですよね?
ホテルなどの企業がアウトドアをコンセプトとした宿泊を楽しんでもらうために企画したものという位置付けになるかと思います。
これはブルジョワキャンプです。
キャンプに興味があって、なかなか踏み出せない人が「体験」する為の利用は打ってつけだとは思いますが、自力でグランピングを実現させるには、ブルジョワ並みの財力が必要です。
グランピングについてはコチラ↓
グランピングとまでは呼ばないものの、巷にはおしゃれキャンパーが溢れてます。
インスタなんかで検索すると、凄いオシャレなサイトがたくさん出てきます。
一般的なキャンプのイメージがどのようになっているのかは、リサーチ出来てませんが、個人的な感覚を元に話を続けます。
この、おしゃれキャンプ、大いに結構です。
全く否定するつもりはありません。
むしろ憧れます。
惚れ惚れするようなセンスの方も沢山います。
できるものならやってみたい。
でもこれ、
かなり家計に響きます。
ハードル高いです。
そんなこと言うと、
「え?これ安かったよ??そんなにしないよ?」
と返って来そうです。
この言葉がもたらす貧富の差。
「安かった」
「そんなにしない」
違うんです。
「買わない」
という選択肢があるんです。
安いから買えるのではなく、必要な物が必要な分だけあればいいんです。
つまり、何が言いたいかというと、
ブルジョワキャンプのデフォルト化を避けなければならない!!
と一人で危惧してます!笑
もっと身近に、もっと手軽に、キャンプを楽しめる人が増えたらいいなと思ってます。
2.シンプル
出典: fillingyourark.blogspot.jp
「キャンプを庶民の手に取り戻したい!!!」
そもそも取り上げられてないですが、ちょっと手が出ない価格帯になりつつある。
ただ、コールマンじゃなくてもキャンプはできるのだ!と言いたいのです。
「そうだよね!スノピがあるもんね!」
そういう事じゃないです。
ダンボールのテントと新聞紙のシュラフでも、それはキャンプだ!!
と言いたいぐらいです。
見てくださいこのストーブ
出典:www.1001gardens.org
最高ですよ!!
楽しめるし、お金かからないし、事足りる。
色んなものを削ぎ落とした形ですね!
もっと言えば、ブッシュクラフトでキャンプを楽しむことだってできます。
空き缶でご飯炊くことだってできるし、寧ろそっちの方が物凄く好感が持てます。
皆さん、キャンプは誰でも出来ます!!
いわゆる、キャンプ界のUNIQLO化が実現しても不思議ではない!!
と一人、期待しております。
3.まとめ
色んなキャンプスタイルがあっていいと思いますが、これから始めようとしてる方には、是非知ってほしい。
ルールとマナーを守って、自分らしいキャンプをするのが一番です!!
美意識が高い事をどうこう言うのではありません。
「本当にこれ必要かな?」
と考えて、無いと困るものを選別するといいと思います。
これからキャンプを始めようとする方のハードルが低くなりますように。